漂流 -- 異界を見た人たち -- 早稲田大学図書館企画展 [目次に戻る]
　
督乗丸(尾張)遠州灘より漂流、カリフォルニア沖で救助
　
(1813、文化10年)
　
　 文化10年(1813)11月、尾張名古屋の督乗丸が、江戸からの復路、遠州灘で暴風雨に遭遇、漂流し、文化12年(1815)２月、カリフォルニアのサンタ・バーバラ沖でようやくイギリス商船に救助された。漂流中に１名水死、10名が病死し、助けられたのは船頭重吉ら３名に過ぎなかった。彼らはアラスカ経由でカムチャッカ半島のペトロパヴロフスクに送られ、そこで薩摩永寿丸の漂流民とともに帰国の途についたが、途中1名が病死、結局択捉の番所にたどり着いたのは両船あわせて5名だった。


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No.22 船長日記
請求記号：ル2 3219
池田寛親撰 文政6年(1823)4月写 １冊 1813 文化10年
　長右衛門・音吉 アメリカ（英船救助）→ロシア経由で帰国 彩色図版あり

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