漂流 -- 異界を見た人たち -- 早稲田大学図書館企画展 [目次に戻る]

 
其の二:永福丸(陸奥)塩屋崎沖より漂流、清国福建省に漂着
 
(1774年、安永3年)
 


 陸奥牡鹿郡小竹浜の船。安永3年(1774)年10月、石巻を出帆、順調に航海を続け江戸、浦賀に至る。帰帆途中の同年12月、平潟から塩屋崎にかかる沖合で大風、高波にもまれ漂流、翌年3月清国福建省付近の海岸に漂着。同年11月長崎へ。


拡大

拡大
No.2 牡鹿郡小竹浜六兵衛舟唐国へ漂着来朝之船長崎へ送届候次第覚書 
請求記号:ル2 3120
文化6年(1809)5月 木村松五郎写 1冊
 永福丸漂流の記録。漂流から帰国までを、日をおって記録する。
清国の衣食住についての記述が詳細である。


[目次に戻る]
WASEDA UNIVERSITY LIBRARY