リサーチNAVI参考文献リストの見方

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参考文献は、「書物・論文などにまとめるうえで、参考とする書物・文書」とされています。参考文献リストを見ることによって、完成した書物・論文のバックグラウンドが分かるだけでなく、同じテーマの別の書物や論文などを見つけることができるので、大変便利なツールであると言えます。
しかし、せっかくの参考文献リストも、見方が分からないと必要な資料を入手できなくなってしまいます。以下に参考文献リストの基本的な読み方と注意点をまとめました。



参考文献の基本形

参考文献は、さまざまな形(スタイル)で表記されますが、まず基本の形を確認しましょう。この基本形には、元の文献にたどり着くための必要最低限の情報が盛り込まれています。 また、この形が理解できると、ご自身のレポートや論文の参考文献リストを書く際にも応用が効きます。なお、参考文献リストを書くときは指導教員の指示に従い、分かりやすい表記を心がけましょう。

雑誌に掲載された論文

著者名. 論文名. 誌名. 出版年, 巻数(号数), 開始ページ-終了ページ.
(例:日本語雑誌)
永田治樹. ライブラリーコンソーシアムの歴史と現状. 情報の科学と技術. 1997, 47(11), pp.566-573.
(例:外国語雑誌)
Kobayashi A, Ohara-Takada A, Tsuda S, et al. Breeding of potato variety "Inca-no-hitomi" with a very high carotenoid content. Breeding Science. 2008, 58(1), pp.77-82.

電子ジャーナル中の論文

著者名. 論文名. 誌名. 出版年, 巻数, 号数, 開始ページ-終了ページ. (媒体表示), 参照先, (参照日付).
(例:日本語電子ジャーナル)
永瀬 節治. 近代的並木街路としての明治神宮表参道の成立経緯について. ランドスケープ研究(オンライン論文集). Vol2(2009), pp.46-53.
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jilaonline/2/0/46/_pdf/-char/ja/, 20091015参照.
(例:外国語電子ジャーナル)
Stephanie H. Chanteau and James M. Tour. Synthesis of Anthropomorphic Molecules: The NanoPutians.Journal of Organic Chemistry. 2003, 68(23), pp. 8750-8766.
DOI:10.1021/jo0349227
*DOI(Digital Object Identifierデジタルオブジェクト識別子)はデジタル・ネットワーク上のコンテンツに与えられる恒久的な識別記号。ブラウザ検索の際はhttp://dx.doi.org/の後にDOIをつければ検索が可能。

図書(単行本)

著者名. 書名. (版表示,) (出版地,) 出版者, 出版年, 総ページ数, (シリーズ名, シリーズ番号), (ISBN).
(例:日本語図書)
波平恵美子. 文化人類学. 東京, 医学書院, 1993, 241p.
(例:外国語図書)
Peter Dickens. Social Darwinism. Open University Press, 2000, 135 p., ISBN 0335202195.

論文集(図書)中の論文

著者名. "論文名." 書名. 編者名. (出版地), 出版者, 出版年, 開始ページ-終了ページ.
(例:日本語図書)
西平直. "概念と方法." 岩波講座哲学13. 飯田隆〔ほか〕. 岩波書店, 2008, p.233-252.
(例:外国語図書)
Robert A. Scalapino. "China - between tradition and modernity."The study of modern China.Eberhard Sandschneider(ed.). Hurst, c1999, p.1-15.

ウェブサイト中の記事

著者名. "ウェブページの題名." ウェブサイトの名称. (更新日付). 参照先, (参照日付).
(例)
厚生労働省. "『生涯キャリア支援と企業のあり方に関する研究会報告書』について." 厚生労働省.
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/07/h0720-6.html, 2010年11月2日参照.

新聞記事

(著者名.) 記事タイトル. 新聞紙名. 発行年月日. 朝/夕刊の別, (版,) 該当ページ(または掲載面).
(例)
守れ、日本一の農村景観. 朝日新聞. 2009.11.26,朝刊, 富山全県・2地方面(34p).


参考文献リストの略語・略誌名について

参考文献リストでは、様々な略語や簡略化した雑誌名を使用し、表示を簡潔化することがあります。略語としてよく使われるものとして、下記のような語句があります。
略語 完全形 意味
ibid. ibi' dem 同誌
id. idem 同上
op. cit. opere citat 前掲書に
et al. et alii およびその他
J. journal 雑誌
Z. Zeitschrift 雑誌
また、雑誌のタイトルが簡略化される例には、下記のようなものがあります。
略されたタイトル 正式なタイトル
Chem. abstr. Chemical abstracts
WINEのタイトル検索では、多くのものが略タイトルでも検索が可能です。なお、略誌名については、国立国会図書館リサーチ・ナビ「雑誌の略誌名から完全誌名を調べる」に詳細が掲載されています。

参考サイト



便利なツール

  • Refworks (大学契約Webサイト)
    WINEや各種文献データベースから書誌レコードを取り込み、ご自身の文献データベースを作ることができます。また、保存した書誌レコードを参考文献リストとして自動生成することもできます。Webベースのサービスのため、自宅や学内の端末室など、どこからでもアクセスが可能です。

リサーチNAVI No.9 早稲田大学図書館 2010/11/25