リサーチNAVI博士論文を探す

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早稲田大学を含む国内・海外の博士論文(学位論文)を探し、入手する方法を紹介します。

博士論文とは

博士論文(はくしろんぶん、はかせろんぶん)とは、博士学位を取得するために提出され受理された学位論文です。博士論文は、以下のように所蔵・提供されています。
  • 論文が提出された大学の図書館等で所蔵
  • 各国の国立図書館等で所蔵(日本の場合は国立国会図書館関西館)
  • 論文が提出された大学のWEBサイト(機関リポジトリ)などで無料公開(主に近年受理されたもの)
  • 一般の書籍として販売
  • 専門の業者による販売(主に北米の博士論文)


早稲田大学の博士論文

早稲田大学の博士論文は図書館(本庄保存書庫)で所蔵しており、ほぼすべてWINEで検索が可能です。利用する際は、中央図書館やキャンパス図書館へ取り寄せる必要があります。また、近年受理された論文の中にはWINEを通してネット上で本文全文を無料閲覧できるものが増えてきています。 また、研究科別に論文の概要(タイトル等)を一覧したい場合は、各研究課事務所等でご相談ください。ネット上での本文公開許諾が得られているものについては、早稲田大学リポジトリの「コミュニティ&コレクション」にて研究科別に一覧することができます。


国内他大学の博士論文

各大学の図書館を利用する

各大学の博士論文は、それぞれの大学の所蔵目録や博士論文の検索システムなどで調べることができます。2013年3月の学位規則改正により、2013年4月1日以降に学位授与された博士論文は、原則としてインターネットを利用して公表されることになりました(2013年3月以前に提出された博士論文は、著作権者の許諾を得たもののみ)。ネット上で利用できない場合、主に2つの方法、「訪問利用」と「複写依頼」が考えられます。
訪問利用を希望する場合は、各大学(図書館)のホームページなどで利用方法を確認しましょう。紹介状や事前の問い合わせが必要となる場合があります。
複写依頼の場合、一部分を希望の場合は全体の半分以下(著作権法による)となります。全ページを希望される場合、著作権者の許諾が必要となる場合があります。
それぞれ詳しくは、早稲田大学図書館のレファレンスカウンターにてご相談ください。
  • 学外図書館の利用 (図書館Webサイト)
    他大学図書館への訪問利用や、資料の取寄せ方法について。図書館協定校の利用に関する案内もあります。

国立国会図書館を利用する

国立国会図書館の蔵書検索システムNDL-OPACでは、帝国図書館から所蔵を引き継いだものを含め、国会図書館が所蔵する博士論文全件(1923年9月以降)の検索が可能です。博士論文は関西館で所蔵されているため、東京本館で利用する場合は、関西館からの取り寄せを申込む必要があります。大学図書館への貸出(ILL現物貸借)は行われていません。全頁複写を希望される場合には、著作権者の許諾が必要になりますのでご注意ください。
  • NDL-OPAC [国立国会図書館](一般Webサイト)
    国立国会図書館の蔵書検索システム。詳細検索の画面右側「資料種別」で「博士論文」にチェックをしてから検索する。
  • 国内博士論文|調べ方案内 [国立国会図書館](一般Webサイト)
    国立国会図書館作成の国内博士論文利用についてのガイド

ネット上で公開されているものを利用する

  • JAIRO (Japanese Institutional Repositories Online)  [国立情報学研究所](一般Webサイト)
    日本の学術機関リポジトリに蓄積された学術情報(学術雑誌論文、学位論文、研究紀要、研究報告書等)を横断的に検索できるサービス。学位論文のみに絞って検索が可能。本文全文の利用ができるものが多いがすべてではないので注意が必要。
  • CiNii Dissertations  [国立情報学研究所](一般Webサイト)
    国内の大学および独立行政法人大学評価・学位授与機構が授与した博士論文の情報を検索できるサービス。約60万件の国内博士論文について一元的に検索が可能。本文がデジタル化されていれば、リンクを辿り、本文まで表示することができる。


海外の博士論文

海外の博士論文を探す場合、学位が授与された大学やその国の国立図書館などに当たる方法がまず考えられますが、それ以外にもデータベースや販売店を利用/経由し、「購入する」という方法があります。調べた結果、自身で購入できない場合には、
  • 現物(冊子版、マイクロフィルム版)の借用依頼
  • 全ページ複写(購入)
  • 訪問利用
が考えられますので、図書館のレファレンスカウンターにてご相談ください。
  • ProQuest Dissertations & Theses Global (PQDT Global) (大学契約データベース)
    欧米、主にアメリカ、カナダ、イギリスおよびアイルランドの学位論文(博士論文と修士論文)のデータベース。著者の許諾が得られているものについては本文全文が収録されている。イギリスの博士論文はBritish Library EThOSにて、ネット経由で入手できる場合がある。無料のものも多くあるが、有料となるもの(まだ電子化されていないもの)もあるので注意。
  • Networked Digital Library of Theses and Dissertations (NDLTD)  (一般Webサイト)
    北米を中心に世界で70機関以上が参加するNDLTDのデータを利用した電子学位論文(ETD)の検索・閲覧サイト。国や言語から検索・一覧でき、全文が利用可能なものもある。
  • ProQuest Dissertations & Theses-UK&Ireland (大学契約データベース)
    イギリスおよびアイルランドの大学で受理された学位論文の索引・抄録データベース。イギリスの博士論文はBritish Library EThOSにて、ネット経由で入手できる場合がある。無料のものも多くあるが、有料となるもの(まだ電子化されていないもの)もあるので注意。
  • Dissertation Express  [ProQuest] (一般Webサイト)
    ProQuest提供の学位論文の検索販売サービス。国内正規代理店であるサンメディア社のサイトから利用できる。メール・Faxにてサンメディア社に論文の入手を依頼することが可能(個人による申し込み)。
  • 丸善雄松堂 学位論文センター (一般Webサイト)
    米・仏などの学位論文の検索・購入を依頼できる。
  • WorldCat.org [OCLC] (一般Webサイト)
    世界最大の書誌データベース。Advanced SearchにてThesis/Dissertationに限定した検索が可能。書誌情報だけでなく、その資料の所蔵先を調べることも可能。
  • NDL-OPAC  [国立国会図書館] (一般Webサイト)
    国立国会図書館では、日本の博士論文だけでなく海外の博士論文も所蔵。関西館では、主に科学技術分野の欧米博士論文、東京本館では、人文・社会科学分野で日本関係の主題を扱った博士論文を所蔵。
  • 海外博士論文(総論)|調べ方案内  [国立国会図書館](一般Webサイト)
    総論だけでなく、世界各地域別のガイドへのリンクが充実。
  • 学外図書館の利用  (図書館Webサイト)
    他大学図書館への訪問利用や資料の取り寄せ方法について。海外ILL(海外図書館からの資料の取り寄せ)に関する案内もあります。

リサーチNAVI No.4 早稲田大学図書館 2016/7/14