リサーチNAVI古書資料・貴重書を探す(和書編)
「古書資料・貴重書」として、およそ江戸末までに成立した日本の作品・資料の探し方、利用の方法を解説します。
資料を調べ、特定する
- 国史大辞典
(図書)
総項目数54,000余、日本歴史の全領域をおさめ、考古・民俗・宗教・美術・国語学・国文学・地理など、隣接分野も網羅した大辞典。本文理解を助ける挿入写真や図版・図表等を多数掲載。各冊には難読語検索のための頭字索引あり。
- 日本古典文学大辞典
(図書)
古典の全領域を網羅した大辞典。作品・人物・編者・事項など約13,000項目を五十音順で収録。複製・翻刻の情報もあり。
翻刻(活字)資料を探す・利用する
翻刻(本)とは、原資料を基に研究者等が判読した文字情報(テキスト)を活字にし、印刷したものです。原資料に比べ、利用がしやすいという利点があります。
- WINE [早稲田大学図書館の蔵書検索] (図書館Webサイト)
WINEのキーワード検索を用い、「翻刻 and 日本永代蔵」のように、「翻刻」もしくは「注釈、評釈」といった言葉と資料名のアンド検索を行うことで、図書館に所蔵されている翻刻本、注釈本の確認ができます。
- 日本古典籍総合目録 (一般Webサイト)
下記の国書総目録 補訂版(図書)、古典籍総合目録 (図書)のすべての著作・著者を収録。さらにデータが追加更新され続けています(2008年3月31現在、著作454,889件を収録)。翻刻・複製資料だけでなく原資料の所在も確認できます。
- 国書総目録 補訂版(図書)
- 古典籍総合目録 (図書)
- 国文学論文目録データベース (一般Webサイト)
日本国内で発表された雑誌紀要単行本(論文集)等に収められた論文に関する情報が検索可能。国文学年鑑 (図書、2006年より休刊)と並行して編集・データ収録(一部未収録あり)されています。
- 国文学複製翻刻書目総覧 (図書)
正・続の2冊、貴重本刊行会より刊行された活字本の情報。各巻末に収録叢書全集一覧あり。
- 新日本古典文学大系 (図書)
全104冊、岩波書店刊行。下記の日本古典文学大系に新たな研究成果を反映させた古典文学全集。総目録あり。
- 日本古典文学大系 (図書)
- 新編日本古典文学全集 (図書)
全88巻、小学館発行。訓読文を本文とし、現代語訳・頭注・原文等が付されています。
- 国史大系(新訂増補) (図書)
全66巻、吉川弘文館発行。古代から近世までの編纂書物などを収録。
- 大日本古記録 (図書)
東京大学史料編纂所編。古代から近世にわたる主要な日記を収録。現在、古文書フルテキストデータベース・古記録フルテキストデータベースを通して一部閲覧ができる(現在入力中)。
- 古文書フルテキストデータベース・古記録フルテキストデータベース (一般Webサイト)
- 増補史料大成 (図書)
全45巻+別巻3冊、臨川書店発行。平安時代から鎌倉・南北朝・室町時代までの公卿の日記、記録を収録。
- 史料纂集 (図書)
古代から近世までの、当時未刊だった史料などの翻刻。古記録編と古文書編からなる。
影印(複製・デジタル画像)資料を探す、利用する
影印本(資料)とは、原資料を写真撮影し、印刷したものです。近年では、各所蔵館がデジタル画像をWeb上で公開しているケースが増えています。原資料の複製として利用することができます。
- WINE [早稲田大学図書館の蔵書検索] (図書館Webサイト)
WINEのキーワード検索を用い、「影印 and 日本永代蔵」のように、「影印」や「複製」といった言葉と資料名のアンド検索を行うことで、図書館に所蔵されている影印本を探すことができます。
- 早稲田大学古典籍総合データベース (図書館Webサイト)
2005年より開始された本学所蔵の古書・貴重書のデータベース。資料全ページをフルカラー画像で見ることができます。
- 早稲田大学蔵資料影印叢書 国書篇 (図書)
3期全48巻。本学が所蔵する資料のうち、日本文学や日本史などに関連する図書、古文書を選び影印刊行したもの。 重要文化財4件を含む古文書や、近世文学、文芸を中心に、多くの貴重書を写真版で見ることができる。
- 早稲田大学蔵資料影印叢書 洋学篇 (図書)
1期全18巻。洋学文庫(当館所蔵、文庫8)を中心に、江戸時代における西洋の学問・文化研究である洋学(蘭学)に関する資料をまとめたもの。「大槻玄沢関係資料」(重要文化財)はじめ、他に類を見ない貴重なコレクションが影印で刊行されている。
- 日本古典籍総合目録 (一般Webサイト)
「国書総目録」の所在・翻刻複製情報(写本、版本、活字・複製・謄写本の情報)をそのまま収録しています。
- 国立国会図書館デジタルアーカイブポータル (一般Webサイト)
国内の複数のアーカイブデータベース25種類(2008年5月現在)を横断検索できます。
原資料を探す、利用する
大学図書館等で所蔵されている古書資料・貴重書を利用(閲覧)する場合、まず所蔵先を特定し、利用できるかどうか事前に本学図書館を通じて確認する必要があります。
さらに、「特別利用申請」といった書類による事前の手続きが必要となる場合が多く、実際に閲覧するまでに数日~数週間程必要となる場合がありますので注意が必要です。
資料はすべて歴史的・文化的な価値の高いものばかりです。取り扱いにはある程度の経験と熟練が必要な場合が多いので、初めは翻刻(活字)資料や影印(複製・デジタル画像)資料によって研究を行うのがよいでしょう。
- 日本古典籍総合目録 (一般Webサイト)
「国書総目録」の所在・翻刻複製情報(写本、版本、活字・複製・謄写本の情報)をそのまま収録しています。
- 新編帝国図書館和古書目録
(図書)
上記に代表される各図書館の古書・貴重書目録類は、それぞれの所蔵館ごとに目録が刊行され、早稲田大学図書館(主に中央図書館2F参考図書コーナー)に所蔵されている場合がありますのでご確認ください。
読み解くための補助資料
関連情報・リンク集
- 国文学研究資料館 (一般Webサイト)
日本古典籍総合目録や国文学論文目録データベースなど各種データベースあり
- 国立公文書館 (一般Webサイト)
内閣総理大臣が各省庁などから移管を受けた重要な公文書を、歴史資料として独立行政法人国立公文書館が保存管理しています。また、明治政府が江戸幕府から引き継いだ日本や中国の古書・古文書、明治政府が集めた国内外の出版物が所蔵されています。
- 国立国会図書館 (一般Webサイト)
多くの古書資料・貴重書等を所蔵するだけでなく、「電子展示会」を通じて資料画像や紹介を見ることができます。
- 国立国会図書館・電子展示会 (一般Webサイト)
- 東京大学史料編纂所 (一般Webサイト)
- 京都大学電子図書館 貴重資料画像 (一般Webサイト)
上記のような大学(大学図書館)のWEBサイトでも多くの古書資料・貴重書関連情報が公開されております。
作成:図書館利用者支援課 (2008/6/1改訂)