早稲田大学の洋学コレクション

幕府の鎖国政策によって異文化との接触が絶たれていた江戸時代、 長崎の出島に限られたオランダとの交易により、外国文化は細々と わが国に入ってきてはいましたが、一般市民の目にふれることはあ りませんでした。長崎のオランダ語通詞(通訳)たちや、杉田玄白・ 大槻玄沢たちのような医学者によって切り開かれた「蘭学」(ある いは洋学)は、その後幕末にかけて、日本が国際化し近代化するた めの基盤をつくってゆきました。  早稲田大学図書館では、第4代岡村千曳館長が蘭学資料の収集に 力をいれ、大槻家伝来資料(重要文化財)をはじめ多くのすぐれた 資料を集めて、日本有数のコレクションが形成されました。

 

 

主な資料 洋学史年表