早稲田大学図書館には、大学創設者である大隈重信(1838〜1922)に関連する資料が豊富に所蔵されています。中でも大隈の死後、1922年、1950年の2度にわたって遺族から寄贈された『大隈文書』は12,000点余にのぼる膨大なもので、その内容も大隈が携わった各種政策に関連する公文書やその控、大隈と交流のあった政治家、文化人など内外諸氏からの書簡(約5,000点)といった一次資料であり、今日の日本近代史研究に欠かせない資料となっています。
これまでもマイクロフィルムでほぼ全容が公開されており、また早稲田大学図書館のデジタルアーカイヴとして一部の画像情報を提供して参りましたが、今回、その後に受け入れた関連資料も含め、全資料を目録情報とともに公開することとなりました。