早稲田大学は2007年、創立125周年を迎えましたが、その歴史は日本の近代化の歴史と一致しています。ここでは図書館が所蔵する、そうした日本の近代史を彩るさまざまな資料をご紹介してゆきたいと思います。
第一に挙げなくてはならないのが文学関係の資料です。文学科を創始、雑誌『早稲田文学』を創刊した坪内逍遙以来の伝統を受け継ぎ、文学科以外からも多くの "稲門"の作家・評論家たちを輩出、近現代の文学界に大きな影響を与え続けています。彼らの業績を著作や自筆の資料によって紹介してゆきます。
他にも近代日本の政治史の一級資料である「大隈重信関係資料」「明治維新志士遺墨」なども欠かせません。今後、こうした資料に加え、明治期を中心とした幅広い刊行物や古写真などをデータベース化し、皆様にごらんいただく予定です。お楽しみに。