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海の幸 1帖 秀国 編 龍水 画
山崎金兵衛 宝暦12(1762)序
文庫31 A0352

勝間龍水(1697-1773)の描く魚介図に江戸座の俳人秀国(1711-1796)が諸家の発句を添えた代表的な絵俳書。魚介類の名称を平仮名で示し、そのあとに漢字や短い解説も加えている。本資料は元来袋綴であったものを折本に改装したもの。

山の幸 1帖 秀国 編 龍水 画
明和2(1765)刊
文庫31 A0408

勝間龍水の描く植物、小動物、昆虫に秀国が発句を添えた絵俳書。『海の幸』の続編と考えられる。くすんだ色調だが素朴で落ち着いた風情が感じられる。こちらも折本に改装したもの。

安永甲午歳旦 1冊 蕪村 編・画
橘仙堂 安永3(1774)刊
文庫31 A0484

与謝蕪村(1716-1783)の安永3年歳旦三つ物を巻頭に置く蕪村一門の春興帖。几菫、百池、月溪、樗良、暁台などの俳人、画家の池大雅、役者の梅幸、鯉長、慶子ら有名諸家の句が収められている。蕪村自筆板下の俳画16点が門人たちの句に添えられ、遊び心溢れる俳書となっている。

俳諧花鳥帖 春之部 1冊 
東乕 画 其成 編

菊舎太兵衞 文化2(1805) 刊
文庫31 A0797

京の俳人菊舎太兵衛(1756-?)編。岡田東虎(生没年不詳)が描く花鳥図14点にそれぞれ関連する句が添えられている。菊舎太兵衛は「蕉門書林 菊舎太兵衛」として多くの蕉門俳書も刊行した上方俳諧書肆である。

虫の聲 1冊 逸人 編・画
文化11(1814)跋
文庫31 A0902

尾張国の俳諧師加藤逸人(1774-1829)による絵俳書。巻末に「無思の声集るものよ草の庵 逸人」とあるように虫づくしの句を集めたもの。ユーモラスな彩色画が印象的である。

素檗發句集 1冊 若人 編
野田七兵衛 文政6(1823)序
文庫31 A0992

藤森素檗(1758-1821)の発句集。本書は素檗の死後、若人(1763-1851)により刊行された。春・夏・秋・冬・雑に分けられ440あまりの句を収録。素檗は俳画にも秀でており素檗自画賛二題も模刻されている。信濃国の俳人で暁台、士朗に俳諧を学んだ。

亀霍春秋友 1帖
江戸中期刊
文庫31 A0606

色摺の俳書。折本仕立で屏風を模して作られ、様々な趣向が凝らされている。几掌(一炊庵二世・万翁、1712-1785)あるいは関係する俳人が編纂に携わったと思われる。

保友自画賛「春は花」ほか 1紙
延寳2(1674)
文庫31 D0035

重頼に師事し、宗因とも交流があった大坂の俳人、梶山保友(1644-1704頃)による画賛。松茸の絵に「春は花秋は松茸のよしの哉」の句ほか、いが栗、とらこ(虎海鼠)、紙子の絵にそれぞれ句を添えたもの。

千那自画賛「会坂の」 1軸
江戸中期
文庫31 D0048

近江国堅田本福寺の住職で、「野ざらし紀行」の旅の途中大津に立ち寄った芭蕉に入門した三上千那(1651-1723)による画賛。淡彩の遠山桜に「会坂のかたまるころや初さくら」の句を賛とする。

鯛図扇面 1軸 龍水 画
江戸中期
文庫31 D0062

江戸の絵師、書家である勝間龍水(1697-1773)による鯛の絵。龍水といえば、『海の幸』、『山の幸』等の絵俳書の挿絵が有名だが、本資料は現存が確認されている唯一の肉筆画である。

樗良自画賛「秋のあはれ」 1軸
江戸中期
文庫31 D0080

志摩国鳥羽出身の俳人、三浦樗良(1729-1680)による画賛。旅姿の僧の図に「秋のあはれ忘んとすれは初しくれ」の句を賛とする。

成美自画賛「宮さまも」 1軸
江戸中期
文庫31 D0091

江戸の俳人、夏目成美による画賛。「上野にて 宮さまもおよらぬさうな花に風」と句を詠み、花見中らしき宮女二人を描いている。

卓池扇面自画賛「人すまて」賛 1軸
江戸中期
文庫31 D0125

三河国岡崎出身で暁台門のちに士郎門の俳人、鶴田卓池(1768−1846)による句画扇面。山里の桜の絵に「人すまて花にとはしる筧哉」の句を賛とする。

九老自画賛「頼なき」 1軸
江戸中期
文庫31 D0091

蕪村門の紀梅亭(九老, 1734-1810)の画賛。天明8年(1788)の大火に遭い、京から湖南の大津に移り住んだ自らの苦境を前書として「頼なき身こそ安けれとしのくれ」と詠み、米俵を背負って歩む二人の人物を描く。