大槻玄沢肖像


タイトル 大槻玄沢肖像

著者/作者 小田百谷画

内容記述 請求記号:文庫08 A248 ; 製作・刊行年等:文政10年 ; 材質:絹本彩色 ; 数量:一軸 ; 大きさ:99×40.5 ; 解説文:大槻玄沢〈磐水1757〜1827〉は,仙台藩の医官。杉田玄白と前野良沢の共通の弟子。蘭学塾芝蘭堂を開き,71歳で世を去るまで40年間に94人の後進を養成した。「重訂解体新書」「蘭学階梯」ほか300余種にのぼる著・訳書を残す。 緑色の道服を着し,脇息に寄りかかり,蘭書を読む玄沢。上部に「早春感懐」の詩が貼付されている。玄沢長男茂筆「盤水事略」中の記事に「没日は文政丁亥の三月晦にして病中詩あり」としてこの詩が収められている。 作者は小田百谷(海僊・1785〜1862・四条派から後に南京に転じた)。 玄沢の画像はこの他に,堀田正衡筆,堀田正敦賛の机を前に読書する和服姿68歳の像と,襟幅の広い羽織様の表着を着,前に洋書,手に如意を持った像がある。これには長男茂の賛があり,「風流を解し詩歌を楽しんだ悠然たる態度であった」とある。いずれの像にもその様子はうかがわれる。大槻家旧蔵。重要文化財。

キーワード 洋学文庫

公開者
(出版者)
早稲田大学図書館

関連情報URL 精細画像(PDF)

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