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日本古文書学会大会開催記念展示 

【展覧会予告】公家と武家の中世史終了

期間 : 2016年09月23日(金)~2016年10月27日(木)
会場 : 早稲田大学総合学術情報センター2階展示室
時間:10:00~18:00
閉室:日曜日
    ただし、9月25日(日)は開室(10:00~17:00)
主催:早稲田大学海老澤衷研究室、早稲田大学図書館、
    早稲田大学総合人文科学研究センター
★どなたでもご自由にご覧いただけます。
 早稲田大学は、その伝統により多くの貴重な史料を所蔵しております。とりわけ、日本古文書学の泰斗であられた荻野三七彦先生のご努力により、古代・中世の古文書につきましては千点を超す数となっており、東大寺薬師院文書等は重要文化財に指定されております。これらの古文書につきましては折りに触れて展示されてきましたが、第49回の古文書学会大会が早稲田大学で開催されることとなり、それを記念してこの度、古文書展示「公家と武家の中世史」を開催することになりました。
 院政期以来武士の台頭により、天皇を中心とする公家社会と将軍を中心とする武家社会が、中世を通じて政治的には対立と協調・融合を繰り返し、独特の日本文化を創り上げてきました。今回の展示にあたっては、①院政・鎌倉時代、②南北朝・室町時代、③戦国時代に分けてそれぞれの時代の変遷を追ってみました。もちろん、限られた古文書中で、その時代相を示すのは難しいことですが、例えば文治2年の後鳥羽天皇宣旨は、平家物語のヒーローである文覚上人の配下の者が石清水八幡宮から訴えられ、朝廷が裁断を下したものです。治承・寿永の内乱のあとの混乱を鎮めるために下された宣旨ですが、文書全体には平安時代的な風格が漂っています。これに対して建武2年の後醍醐天皇綸旨では天皇個人の意思を臣下が伝える形式の文書が社会に大きな影響を与えたことがわかります。戦国時代には、天皇も将軍も政治的権威を失いますが、伝統的文化は継承され、新たな天下人織田信長により天下布武の社会となります。早稲田大学所蔵史料によってそれぞれの時代相を堪能いただければ幸いです。