ふみくら:早稲田大学図書館報No.62(1999.4.26) p.2-3

学内図書室紹介

リニューアルオープンした社会科学部教員図書室、
学生読書室、現代政治経済研究所図書室

社会科学部教員図書室・学生読書室の移転について

渡邊 幸弘(社会科学部教員図書室)

 昨年3月、早稲田大学で新館が竣工しました。当時A棟として建設が進んでいた14号館です。このA棟建設のために、社会科学部にあった二つの図書室は1994年8月に1号館に移転しました。ただし、このとき教員図書室は名前だけが、1号館へ移転し、教員図書室で所蔵していた逐次刊行物類は、この年の4月にオープンした高田早苗記念研究図書館に一時的に保管・利用してもらうことになりました。そして、4年の歳月を経て1998年9月16日、教員図書室と学生読書室が14号館にオープンしました。以下、教員図書室と学生読書室の概要について触れてみたいと思います。
[教員図書室]
場所:8階816室
面積:462平方メートル
席数:39席(対面式28、キャレル11)
所蔵資料:雑誌類、参考図書、マイクロ資料、CD-ROM
サービス時間:平 日13:00〜21:00/土曜日13:00〜20:00
サービス対象:教員、大学院学生、学部学生、校友(ただし、学部学生および校友については、図書館での確認が必要)、および学外者(紹介状持参者)。
電子複写については、図書館同様カード式のみ、またマイクロリーダープリンターについては、プリントした場合、研究費扱いあるいは現金による支払いが可能です。
その他詳細については、ホームページをご覧ください。
http://www.socs.waseda.ac.jp/lib/faculty/index-j.html
社会科学部教員図書室
社会科学部教員図書室



[学生読書室]
場所:7階705室、4階410室
面積:462平方メートル、166平方メートル
席数:86席(7階)、100席(4階)
蔵書:約46,000冊(図書)
    約90タイトル(雑誌)
サービス時間:平 日13:00〜20:45/土曜日13:00〜19:45
サービス対象:社会科学部学生をはじめ教育学部学生、社会科学研究科学生、教職員、その他早稲田大学に在籍している学生、および校友。
学生読書室では、昨年9月のオープン時より教育学部学生読書室との相互貸出を実施しています。相互の貸出者は、これまでのところさほど多いとは言えませんが、地の利というイメージもあり、利用は増える傾向にあるようです。
学生読書室の情報については、ホームページをご覧ください。
http://www.socs.waseda.ac.jp/sss/index-j.html

現代政治経済研究所図書室の移転について

渡辺洋一(現代政治経済研究所図書室)

 昨年(1998)の9月に1号館2階北東側に移転しました。移転は西早稲田キャンパス整備計画によるものです。いままでは「エレべーターの無い4号館6階、入口は3号館」という難解な場所でしたが、利用者の長年にわたる不便をようやく解消することができました。
 今回の移転の基本は次の3点です。@マイクロ資料を安全な場所に集中する A利用増大傾向のEU資料を使いやすく配置する Bインターネット環境を確保する。
 現代政治経済研究所は「現代日本の政治、経済ならびにマス・コミュニケーションに関連する総合的および基礎的研究を推進し、かつ、関係資料の収集整理を行い、斯学の発達に寄与する」を目的として、1978年に設置されました。同時に研究所の「研究資料の収集整理および保管」事業として図書室がスタートし、当初より、「基礎的資料を組織的に収集し、学内他機関との重複はできるだけ避け、学生を含め学内に公開する」という方針で運営されています。
現代政治経済研究図書室
現代政治経済研究図書室


おもな資料は次のとおりです。

ミニ国際機関資料室としての資料

・EU資料:学外一般利用者にも広く公開しています。「EU資料センター」としてEU刊行の公式資料などの寄贈を受けています。難しかった資料探しもCELEXで簡単便利になりました。しかも無料で利用できます。

・IIS(国際機関刊行統計関連書集成・索引):1985年からEU、ILO、OECDなど国連、国連専門機関・関連機関、国連公式記録集(英語版)、その他の国際機関が刊行する雑誌、単行本、ドキュメント等を多数収録しています。抄録付の詳細な索引があります。

豊富な新聞資料・リーダープリンターも5台完備

政経学部に設けられていた新聞研究資料室の所蔵資料を引き継いでいます。創刊号または現存する初号からマイクロ形態で次の新聞を所蔵しています。朝日、大阪毎日、沖縄タイムス、樺太日日、京城日報、国民、時事新報、信濃毎日、新聞協会報、中日(新愛知)、中央、新潟、西日本(福岡日日)、日本、日経(中外物価新報)、二六、婦女新聞、満州日日、民報、やまと、郵便報知、横浜毎日、読売など。読売については1994年より電子縮刷版の利用ができます。
外国新聞はFinancial Times、Guardian、Jerusalem Post、New York Timesなどをマイクロ・フィルムで所蔵しています。

文書コレクションも多数あります

井上馨、岩倉具視、大山郁夫、黒田清隆、後藤新平、勝田主計、曽弥荒助、八田嘉明、松尾臣善、松方正義、三島通庸、水町袈裟六、美濃部洋次、目賀田種太郎、元田永孚などの他、岩倉使節団文書、憲政史編纂会収集文書、大蔵省昭和財政史資料集など。

その他のおもな資料は次のとおりです。
・ゴールドスミス・クレス両図書館所蔵社会科学系図書集成(ふみくら7号で紹介)
・メリーランド大学ゴードンW.プランゲ文庫 日本占領期「検閲雑誌」(1945−1949)
・政治経済マスコミ分野洋雑誌(所蔵1,417種、継続タイトルは358種類)。

施設は延床面積358m2、収容冊数36,000冊、閲覧席12席のミニですが、資料はビックです。環境整備の後は資料の情報化が急務です。新WINEシステムでの検索が可能になるよう雑誌、新聞、マイクロ資料をデータ化し、利用者の要求に応えていきたいと考えます。



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