No.25(1990.10.15)p14


愛読書は「日本十進分類法」!?


葛I伊国屋書店入力担当
太田悦子


及入力を開始して早1年半、今年の7月にはJ/Mにはヒットしない、「オールオリジナル」の世界へと突入した。毎日様々な本に巡り合いながら楽しく、時には1冊の本に何十分も時間をとられていらいらしながら仕事をしていく中で、自然と入力マニュアルに説明のある項目に関してはある程度理解できているつもりである。が、中にはマニュアルには遡及WINE上での入力形以外何の記載もない入力項目がある。それが分類と件名である。
私達は、学術情報システム課の菅原課長から件名・分類の講義をしていただき、又その後入社の同僚には、講義録を使って、何故か私が講義をしている。助記法や地理区分の使い方、件名表の使い方などを練習問題を交えて行っている。が、この講義を受けても色々な顔を持った本達にぴったりの分類・件名をつけられるわけではないところに、難しさがある

その本で取り扱われている主題が何らかをとらえるのが基本になるが、いざ本にあたってみると、書名からすぐに判断できるものもあるが、中には書名の意味さえ判らずに百科辞典を引く時さえある。分類は一覧表で相関索引もあるのでまだ良いが、歴史の分類を付与したいが請求記号が「ヲ1」だから社会の方が無難かな、など結構迷う事が多い。件名は言葉を知らない為に適当な件名がみつからなくてこまる時がある。

そんな時に頼りになるのが、WINE中にある「d参照」という機能である。使おうと思う分類や件名が今までどのような本に付与されているかわかるので、明らかに間違ったものは付与することが少なくなるからだ。又、同じような書名を検索してその本に付与されている分類・件名を見ることもできる。

どうしても判らない時は早大専従者の方々に聞きに行くが、ほんの1秒で答えが返ってくる。これは「すごい!」の一言に尽きる。これからも頼りにしてます、早稲田さん!



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