No.16(1989.1.25)p 24

早稲田大学蔵 資料影印叢書 刊行案内


第二十一巻 能楽資料集

編集 竹本幹夫



本冊には『八帖本花伝書』『光悦小謡本』『光悦曲舞本』の三署を収めた。いずれも古活字版の善本である。



1.八帖本花伝書 大本 八冊

 室町時代末期における能・謡・●(口偏に雑)子伝書の集大成。本書は、他の古活字本「花伝書」の祖本となった最古版である。慶長頃刊。赤木文庫旧蔵本。(解題 竹本幹夫)

2.光悦子謡本 半紙本 一冊


 本書は光悦流書体の古活字本で頁二十四曲の部分謡を収めた大冊。孤本である。慶長・元和頃刊。赤木文庫旧蔵本。(解題 三宅晶子)

3.光悦曲舞本 半紙本 一冊

 光悦曲舞本には三十曲本と三十六曲本の二種が知られ、いずれも稀覯本であるが、本書は特製の三十曲本。雲母模様入りでしかも色変わりの具引き料紙を用いた特異な装丁の美本である。元和・寛永頃刊。安田文庫旧蔵。演劇博物館蔵。(解題 表きよし)


1.八帖本花伝書


2.光悦小謡本


3.光悦曲舞本

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