ふみくら:早稲田大学図書館報No.13(1988.2.15) p.15

館蔵特殊コレクション摘報6(3)

衣笠詩文庫



印
  1. 分 類 文庫3

  2. 収蔵数 4,506部 4,906冊(和書4,428部 4,808冊 洋書 46部 47冊 和雑誌 32部 51冊)

  3. 目録等
    冊子目録:衣笠詩文庫目録(早稲田大学図書館文庫目録 第5輯)昭和38年8月刊

  4. 収蔵(設置)年とその経緯
    昭和37年6月
     衣笠静夫氏の愛蔵書を氏の没後、令息和夫氏が本学の校友であり、また高等学院において長島健教諭の教え子であったことから長島氏の助力と、遺族の厚意によって本館に寄贈された。詩集を主体とするコレクションであることから特に「衣笠詩文庫」と名付けられた。各冊に押された「衣笠詩文庫」の印は愛夫人の筆による。

  5. 収書の特徴
    明治15年の新体詩運動の頃から明治・大正・昭和にわたる詩書をほとんど網羅しており、今日では入手しがたい初版本も多く含んでいる。特別図書となっている詩書のほか文学・芸術・宗教・哲学等の一般書もある。

  6. 収書者
    衣笠静夫:兵庫県生。明治28年(1895)12月3日生、昭和37年(1962)2月24日没。ミツワ石鹸丸見屋副社長。日本油脂工業会、東京化粧品工業会、日本広告主協会等の理事及び全日本広告連盟、日本広告会の理事長。大正6年京都工芸学校図案科を主席で卒業、丸見屋商店に入り、宣伝・企画・営業の各部長を経て、昭和25年常務、翌年専務となり、昭和35年5月より死去まで副社長を務めた。ミツワ石鹸の広告に独特の風を示すと共に広告界の強力な推進者であった。全日本広告連盟が毎年広告功労者に贈る衣笠賞は氏の業績を記念したものである。
     参照:早稲田大学図書館月報 No.78 昭37.10


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