ふみくら:早稲田大学図書館報No.13(1988.2.15) p.14

館蔵特殊コレクション摘報6(1)

津 田 文 庫



印
  1. 分 類 文庫1

  2. 収蔵数 2,457部 10,375冊(和漢書・和雑誌1,818部 9,627冊 洋書・洋雑誌639部 748冊)

  3. 目録等
    冊子目録:津田文庫・清水文庫目録(早稲田大学図書館文庫目録 第4輯)昭和37年12月刊

  4. 収蔵(設置)年とその経緯
    昭和37年7月
    本学名誉教授、歴史学者津田左右吉博士の没後、文学部教授栗田直躬氏の仲介により常子末亡入から寄贈された。当館からの謝礼金を夫人はただちに大学へ寄附され、後の津田奨学基金となっている。なお、文庫中の各冊に押された「津田文庫」の印は夫人の筆による。

  5. 収書の特徴
    津田博士旧蔵の歴史・文学を主体とし、その他全般にわたる和洋図書及び雑誌。同時に寄贈されたメモ・草稿・抜刷・パンフレット・遺愛品の類は「津田左右吉伝記資料」として特別資料となっており、本文庫には含まれていない。

  6. 収書者
    津田左右吉:岐阜県生。明治6年(1873)10月3日生、昭和36年(1961)12月4日没。文学博士・歴史学者・早大名誉教授。はじめ東京専門学校(早稲田大学)講義録に学び、後政治学科へ編入学、明治24年卒業。白鳥庫吉に師事し、満鉄調査部東洋協会学術調査研究員として満州・朝鮮の歴史・地理研究に従事すると共に日本思想史の研究を行う。大正7年早稲田大学教授となり東洋史研究室を創設、同11年文学博士となった。昭和15年、先に発表した記紀の研究により不敬罪に問われ発禁処分を受け、早稲田大学を辞任した。戦争末期から岩手県平泉に疎開し研究を続け、戦後は日本学士院会員に選ばれ、昭和24年文化勲章を、同36年には朝日文化賞を受けた。
     「古事記及び日本書紀の研究」「日本上代史研究」等で記紀研究に厳密な文献批判を行い、近代的歴史研究法を取り入れ、日本上代史に新しい光をあて、「津田史学」と呼称された近代的歴史研究法をきずいた。著書は上記の外、「文学に現はれたる我が国民思想の研究」「神代史の研究」「上代日本の社会及び思想」「道家の思想と其の展開」等多数あり、「津田左右吉全集33巻」(岩波書店刊)に収められている。


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