ふみくら:早稲田大学図書館報No.9(1986.10.15) p.11

館蔵特殊コレクション摘報3(2)

服 部 文 庫


服部家及び分家習静館服部家使用印
  1. 分 類 イ17

  2. 収蔵数 2211部 7917冊

  3. 目録等
    印刷目録:服部文庫目録(早稲田大学図書館文庫目録第8輯)昭和59年3月刊
    その他:和漢書書名目録(カード)

  4. 収蔵(設置)年とその経緯
    昭和20年(終戦直前)
     徳川中期の儒者服部南郭九世の孫、服部元文氏が本学講師ならびに商議員であったことからその家蔵書を図書館に寄贈された。その中、歴代の著述・写本類及び家記・記録類、同家襲蔵の版本類をまとめて服部文庫とした。ただし、近代以降の図書資料の殆どは一般蔵書の中に収められている。
     参照:早稲田学報 605号 1950.10

  5. 収書の特徴
     江戸の儒者・服部南郭以下八代元彦に至る服部家の家伝の蔵書。漢詩文・経学関係の版本、写本を中心に多岐にわたるが、初代南郭をはじめ服部家歴代の人々の著作・詩文稿等、その外寛政から明治に至るまで書き継がれた服部家の日記・記録類が主なものである。数多い南郭の著述・校訂書中、各種の唐詩選があるのが注目される。

  6. 収書者
     服部南郭及び服部家歴代の八々:初代、名元喬、号南郭、別号芙【キョ】館。京都生。天和3年(1683)9月24日生。宝暦9年(1759)6月21日没。元禄9年江戸に出、はじめ柳沢吉保に仕えたが享保元年致仕。荻生徂徠に古文辞学を学び、多くの門弟に漢詩文・経学を教授し、殊に詩文に秀でていた。以来五代、150年の間江戸にあって「塾ヲ設ケズ」の家訓に従って本多(伊勢神戸)、伊達(宇和島)をはじめとする諸候への出講を主として儒学・漢詩文の教授に従事して来た。(二代元雄、三代元立、四代元雅、五代元済、六代元続)。七代元彰は明治維新による廃藩後は内務省に出仕、地理局第三部編纂課長となり、八代元彦は東京大学古典講習科に学び、国語・国文学者として活躍した。


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