No.9(1986.10.15) p.10
館蔵特殊コレクション摘報3(1)
小 倉 文 庫
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- 分 類 イ16
- 収蔵数 和漢書 1259部 3238冊
洋 書 34部 48冊
- 目録等
印刷目録:小倉文庫目録補遺共(早稲田大学図書館和漢図書分類目録特刊2・追冊)昭和32,56年刊
その他:和漢書書名目録(カード)・洋書著者名目録(カード)・洋書件名目録(カード)
- 収蔵(設置)年とその経緯
昭和30年
昭和27年、数学者小倉金之助博士の旧蔵の和漢洋の算書が館有に帰し、特殊文庫の一つとして整理された。このうち、西洋古版算書34部48冊については別途整理されたが、印刷目録には併載されている。
参照 早稲田大学図書館月報 32号 1956.6
- 収書の特徴
和漢洋の算書。特に和算書がその大半を占め、中でも、寛永版塵劫記13種をはじめとする塵劫記の諸版が数多く集められており、本文庫の特色となっている。また、中国算書の中には、中国の数学史家李儼との交換により入手されたものもあり、「明版幾可原本」などの稀覯本もある。その他、天文・暦法・測量等数学の応用分野にもわたって蒐集されている。
- 収書者
小倉金之助:酒田生。明治18年(1885)3月10日生、昭和37年(1962)10月21日没。理学博士。数学者・数学史家。明治38年東京物理学校卒業、明治44年東北大学数学教室助手となる。その後大正6年塩見理化学研究所員となり、数学研究のためフランスに留学。後、大阪医科大学教授、塩見理化学研究所々長、東京物理学佼理事長等を勤めた。また長く日本科学史学会々長の任にあり、わが国科学思想界の指導者として数学史・数学教育の上で先駆的役割を果たした。著書に「数学教育史」「数学史研究」「日本の数学」「数学者の回想」等多数あり、「小倉金之助著作集8巻」(勁草書房刊)にまとめられている。