No.7(1986.1.25) p.13
館蔵特殊コレクション摘報1(2)
下 村 文 庫
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- 分 類 イ12
- 収蔵数 93部 2846冊
- 目録等
(1)印刷目録:早稲田大学図書館和漢図書分類目録1:総類之部 昭和9年3月末現在 p.264〜267
(2)その他:和漢書書名目録(カード)
- 収蔵(設置)年とその経緯
明治43年初冬(10月)
大丸呉服店主下村正太郎が家政整理のため同家襲蔵の什宝類を売却した折、父祖手沢の典籍類の売却を措しみ、正太郎が商科出身の校友であり、また市島館長と知己という縁もあって蔵書の中から特に残すべきものを選んで本館に寄贈、下村文庫とした。
参照 早稲田学報 191号 明44・1
- 収書の特徴
明版史書類・康煕通志を主とし、その他哲学・文学等の漢籍のコレクション。明版の多いのを特色とし、明版の説郛・五経大全等の貴重書を含んでいる。
- 収集者
下村家及び下村正太郎:下村家は、京都大丸の総本家で代々呉服商を営み、中国と長崎貿易を行なって来た旧家である。先代には読書家が多く累代蒐集の漢籍は萬を以て数え、殊に明代の佳板を多く蔵した。
正太郎はその11代目。明治16年(1883)7月1日生、昭和19年(1944)1月6日没。先代正太郎の長男。明治22年家督相続と共に前名兼一郎を改め、正太郎を襲名した。京都府立第1中学校卒業後、明治40年7月まで早稲田大学大学部商科に学び、同年8月より大丸呉服店主として家業に従事し欧米の実業界を視察した。帰朝後営業方針を改め明治41年には株式会社大丸呉服店を創立、取締役社長に就任し、のち会長と実業界に活躍した。