宇垣一成文書


資料形態35mmマイクロフィルム 14リール
請求記号M282
原本所蔵国立国会図書館
編  集国立国会図書館 憲政資料室
製  作ニチマイ(日本マイクロ写真)
内  容  宇垣一成(カズシゲ:1868-1956)は岡山県出身の陸軍軍人・政治家である。陸軍士官学校を卒業後ドイツ駐在等を経て、大正13年(1924年)に田中義一の推挙により陸相に就任、政治の世界に足を踏みいれた。
 加藤内閣の陸相時代に「宇垣軍縮」で軍のスリム化を断行、節減した予算を陸軍装備の近代化にまわし、軍需産業の育成、軍事教育の推進などと国家総動員体制の整備を行い軍部の中枢で活躍した。だが陸軍によるクーデター未遂事件である昭和6年(1931年)の三月事件にも黒幕として関与するなど黒い影が付きまとい、しばしば首相候補に挙げられながらも、周囲の反対で首相就任には至らなかった。
 朝鮮総督を経て昭和13年(1938年)には近衛文麿内閣の外相に就任、戦争の長期化による国力の消耗を防ぐ為に対中国和平工作をすすめたが、軍部と対立して失敗した。終戦後は参議院議員として政界に名を留めた。
 この宇垣一成文書は、宇垣の日清戦争への従軍日誌から極東裁判における供述までを収めている。その他の主な収録資料をいくつか挙げると、『陸軍改革私案』、『大陸視察感想記』、『旧日本の清算と新日本の建設』、『講和条件の国民的討究の必要』、東京軍事裁判関係書類、軍閥形成と宇垣の軍縮に関するメモ、口演集、回顧録 等と、大正・昭和期の陸軍中枢の動きから政治事情についてまでを包括的に表す重要資料が多数収録されており、近代日本研究に欠かせない資料集である。  なお早稲田大学ではこの他にも、現代政治経済研究所に宇垣関係マイクロフィルムを2リール(35mm)所蔵している。
検  索冊子体の内容リストによる。
関連文献『宇垣一成日記』全3巻(みすず書房 1968-71)
早稲田大学図書館 編『宇垣一成宛諸家書簡目録』(1989) その他


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