庶物類纂

内閣文庫所蔵


資料形態35mmマイクロフィルム 60リール
請求記号M527
原本所蔵内閣文庫
製  作雄松堂フィルム出版
内  容  稲生若水(1655-1715)は江戸中期の本草学者で、別名を稲若水などと称す。江戸の淀藩邸に生まれ、成長して医学、本草学を学び元禄6年(1693年)に加賀前田藩に儒医として迎えられる。藩主前田綱紀に「物類考」の編纂を申し出て採用され、『庶物類纂』として編纂を開始した。
 その内容は、古今の漢籍より動植物、鉱物などの記事を調査し、それらの記事を種類・分類毎に26属に分けて再編集し、漢文にて記述するものであった。この編纂は『本草網目』や『大和本草』を遥かに凌ぐ博物学的な水準に達するものであった。若水自身は9属362巻を完成したところで病没したが、これを引き継いだのが弟子の丹羽正伯(1700-1752)であった。
 正伯は1734年より編纂を継続し、4年後に残りの638巻を完成させて、加賀藩を通して幕府に献納した。さらに延亨2年(1745年)には幕府よりその増補編纂を命じられている。
 原本の内閣文庫蔵版は延亨4年に正伯自身が浄書したもので、本文には丁寧に返り点、送り仮名を墨書きしてあり、用紙60枚前後で1冊に綴じこみ、これを数冊にして紙秩に収めてある。『庶物類纂』は内閣文庫にもう一部、さらに金沢市立図書館にも1部所蔵されているが、これらは後年書写したものと思われる。なお関連文献にある『庶物類纂』は同本である。
検  索『マイクロフィルム版 庶物類纂 解説・細目』(雄松堂フィルム出版 昭和40)による。
関連文献稲 若水・丹羽正伯 編著『庶物類纂』全11巻(近世歴史資料集成)科学書院 1987-1991


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