資料形態 | 35mmマイクロフィルム 70リール |
請求記号 | M1238 |
原本所蔵 | 国立国会図書館 |
製 作 | ニチマイ(日本マイクロ写真) |
内 容 | 三条家文書は三条実万(サネツム:1802-59)とその息子実美(サネトミ:1837-91)関係の文書を中心としており、昭和25年(1950年)に三条家より国立国会図書館に譲渡されたものである。 実万は若くから才能を発揮し、右近衛大臣、内大臣等を歴任し、孝明天皇の信任を得て皇威の回復を図らんとした。安政年間に水戸の徳川斎昭に書を送って外交を論じ、さらに中山忠光や徳川斎彬と幕政改革をもくろんだがかえって幕府の反発を買い、安政5年(1858年)に引退を強制され、翌年辞官した。 その子実美は父の意志をついで討幕運動に立つが文久3年(1863年)の政変で長州へと亡命した(七卿落ち)。その後3年余の幽閉生活を余儀なくされたが、明治維新と共に中央政界へ復帰、その後は外国事務総監、右大臣(1869年)、太政大臣(1871年)、公爵(1884年)と累進し、1885年には内閣制度設置による内大臣となり、天皇の輔弼の任にあたった。 本資料は書類と書翰の二部に分れる。書類の部は便宜的に幕末期のものと明治期のものに分けられており、幕末期の書類は年代順に配列、明治期の物は内容の項目別に配列されている。(例:諸氏違憲書類−40.新政)書簡の部は内容を問わず実万が死去した安政6年を境として分け、前の部分を実万関係書簡、後の部分を実美関係書簡として収録している。なお年代不明の書翰はおおむね実美関係として扱っている。 |
検 索 | 国立国会図書館 編『三条家目録』二冊(1973、1982)による。 |
関連文献 | 『三条家文書』(日本史籍協会叢書)1972 『三条実万 手記録 一、二』(日本史籍協会叢書)1916、1925 宮内省 編『三条実美公年譜』30冊(宮内省)1901 他 |