斎藤實関係文書


資料形態35mmマイクロフィルム 493リール
請求記号M1199
原本所蔵国立国会図書館
編  集国立国会図書館 / 早稲田大学
製  作ニチマイ(日本マイクロ写真)
内  容  斎藤實は明治中期から昭和十年代に活躍した海軍軍人、政治家である。安政5年(1858年)に現在の岩手県水沢市に生まれ、15歳で海軍兵学寮に入学し海軍軍人としての道を歩む。明治17年(1884年)には初代米国公使館付武官となり、以後累進して各軍艦艦長、海軍次官(1898年)、軍務局長、艦政本部長などを歴任、第一次西薗寺内閣(1906年)では海軍大臣に就任、1912年海軍大将、1919年朝鮮総督、1927年枢密顧問官を経て1932年犬養内閣の後継首班として内閣を組織。退陣後も内大臣を努めるなど2.26事件(1936年)で凶弾に倒れるまで一貫して国家の要職を占めた。
 斎藤関係の文書類は2万点を越える膨大な史料で、斎藤の没後故郷の斎藤家書庫や四谷の旧邸などに分散して保管されていたが、1964年に国立国会図書館に寄贈された。整理作業は困難を極めたが、1967年より整理の終わったものから仮目録を作成し館内憲政資料室にて一般公開を始めた。この整理作業には当時同室に勤務していた由井正臣本学文学部教授が尽力した。
 マイクロフィルム版は閲覧の便宜及び資料保存の観点から、1993年より97年にわたり国立国会図書館と早稲田大学の協力により『斎藤實関係文書 書類の部一 海軍・朝鮮総督時代』より撮影が開始され、目録が完成したものから広く閲覧に供している。
 その内容は79年の生涯のほぼ全般にわたっており、大別すると書類の部、書簡の部となるが、それぞれ海軍時代、朝鮮総督時代、昭和期内政というように年代別、事項別に配列されている。
検  索『斎藤實関係文書マイクロフィルム目録』による。


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Last revised November 13, 2002