Prague Spring '68

プラハの春 1968年


資料形態マイクロフィッシュ 2,038枚
請求記号S225
編  集Jan Obrman, Radio Free Europe / Radio Liberty
出  版IDC
内  容  チェコスロバキア(現在のチェコ及びスロバキア)では共産主義政権下の1960年代から経済停滞が著しくなり、次第に改革への模索が始まった。やがて政権内での改革派が勢力を伸ばしはじめ、経済の改革・自由化から政治全般についても改革の気運が高まり、1967年6月の作家同盟大会では公然とノボトニー政権批判が行われた。翌年1月、共産党中央委員会で改革派のA.ドプチェクが党第一書記に就任し、4月には政治・経済の改革をめざした新行動綱領が採択された。これにより国家連邦制の導入、言論に対する検閲制度が廃止され、改革は絶頂期を迎え、世界はこれを「プラハの春」と称えた。
 こうした改革の動きに対して、ソ連・東欧の共産党政権指導部は警戒を強め改革中止を要求し、ドプチェク指導部との改革論争が行われた。だが論争が不成功とみるやソ連・東欧指導部は8月20日、ワルシャワ条約軍を動員して何のまえぶれもなくチェコスロバキア全土に侵入、占領した。これにより改革派は逮捕、排除され「プラハの春」は終焉した。
 この資料は当時チェコスロバキア国内で出版されていた新聞、雑誌、パンフレット、定期刊行物を集めて年代記として記載するように編集したものである。これには共産党機関紙をはじめ、経済紙、新聞、軍機関紙、その他無名の刊行物まで含まれ、改革運動の揺籃期から終焉まで、当時の高揚した政治状況や国民生活が描き出されている。なお資料はそのタイトルのアルファベット順に配列して収められている。
検  索公式の内容目録などは添付されていないが、簡単な内容リストある。
関連文献みすず書房編集部 編『戦車と自由:チェコスロバキア事件資料集』(全2巻 みすず書房 1968) 他


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First drafted May 26, 1997
Last revised May. 11, 1998