ソビエト教育(学)コレクション

Коллекция литературы по
советскй педагогике


資料形態35mmマイクロフィルム 72リール
請求記号M628
原本所蔵北海道大学教育学部教育史学講座 他
製  作ナウカ(東京)
内  容  この資料は全体で大きく2つの部分に分けられる。最初の部分はいわゆる『尾高コレクション(または尾高・大竹コレクション)』と称されるソビエト教育関連文献のマイクロ化資料で、原資料は戦前の昭和5年(1930年)以降に尾高豊作氏(刀江書院・東京社会科学研究所設立者)が官憲の言論弾圧という困難な状況のもとにありながら、ナウカ書店の設立者である大竹博吉氏の協力により収集した、旧ソビエト連邦で出版された教育関連文献である。
 前半の『尾高コレクション』にあたる部分は、1919年から1930年頃までに出版されたキリル文献を集めたもので、内容は第一部:教育制度・政策(95点 6リール)、第二部:教科教育・教授法(83点 6リール)、第三部:訓育論・教育運動(102点 7リール)となっている。原資料は戦後尾高家より北海道大学へ売却され教育学部の教育史講座所蔵となっている。『尾高コレクション』にはソビエト教育を研究する上で核になる基本的な資料が多く含まれ、これらの活用により多くの文献・論文が世に発表された。
 後半部分は、この『尾高コレクション』を補完し、新たな視野からからの研究を行なえるようにと、竹田正直北大教授らが1920-30年代の旧ソビエトでの出版物を精選し、そのうちの223部を53リールにマイクロ化したものである。これらの中には教育学理論・教育統計等に加えて、入手しにくい各民族地域・自治共和国等の教育実践に関する資料も含まれており、点数では『尾高コレクションを』遥かに凌ぐものとなっている。
 この時代の教育全般について、現在のロシアなどでその民主主義的教育について再評価が成されているそうで、こうした研究に大いに活用され得る基礎資料として期待できよう。
検  索冊子体の内容リストによる。


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First drafted Sept. 25, 1997
Last revised May. 11, 1998