南部藩家老席日誌

(雑 書)


資料形態35mmマイクロフィルム 158リール
請求記号M117
原本所蔵盛岡市中央公民館
製  作雄松堂フィルム出版
内  容  南部氏は鎌倉時代に奥州の地に入り、地歩を築きつつ勢力を拡め、江戸時代には盛岡を居城として下北から陸中まで二十万石を領するまでになった。
 この日誌は、家老席の書記にあたる藩士が家老の政務日記として記したもので、他に藩の公日誌(例えば江戸幕府の『柳営日次記』)にあたる文書がないため、南部藩の代表的な公的記録といえる。
 家老職の所轄は藩の政務全般に及ぶことから、この日誌の記述内容は藩行政から災害、庶民の生活・信仰などに至るまで実に多士済々であるが、特に領民・民政関係の記載が多いのが特徴である。南部藩は東北地方に位置する関係上、しばしば冷害や飢饉に襲われ、家老達がこれらの対策に追われていたこと等がうかがえる。記載内容を詳細に見ると
  1.家老席での協議、決定事項
  2.代官所などの下部機関からの報告事項
  3.家老職の日常処理事項
等で特に2・3に関する事項が中心となっている。
 原本は寛永21年から天保11年までの197年間分(但し一部欠あり)で189冊が現存し、1冊に約1年分の記録が収録されている。また原本の書名は『雑書』で、『南部藩家老席日誌』はあくまでも呼び名である。この『雑書』がどのような事情で盛岡市中央公民館に所蔵されるようになったのかは明らかではないが、この日誌が南部藩政の基本的資料であり、近世東北史研究にも利用しうるものであることは間違いない。
検  索『南部藩家老席日誌 マイクロフィルム版 解説・目録・索引』による
関連文献岩手県立図書館『内史略 (岩手叢書)』第1〜4巻 岩手県文化財愛護協会 1973-74
大正十三造『南部盛岡藩史畧 正・続』杜陵印刷 1983-84


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