伊東巳代治関係文書


資料形態35mmマイクロフィルム 30リール
請求記号M729(社会科学研究所より移管)
原本所蔵国立国会図書館 憲政資料室
製  作国立国会図書館
内  容  伊東巳代治(1857-1934)は長崎出身の官僚政治家である。若くして伊藤博文に認められ、1882年伊藤の渡欧に随行して大日本帝国憲法制定の作業に参加し、以後首相秘書官、内閣書記官長(1888年)と累進した。その後山県有朋の知遇をも得て、枢密顧問官となり枢密院にも大きな影響力を行使し、政界の表裏に永く活躍した。
 伊東は自らを「憲法の番人」と称したように、ここに収められている資料には憲法関係資料が多く、各種憲法草案、貴族院法、憲法義解稿本等の貴重な資料が収録されている。また、様々な政治家と交わした書簡も多数収録されており、シベリア出兵、若槻内閣瓦解、ロンドン軍縮会議など、政治・外交についても隠然たる影響力を発揮した事がうかがえる。しかしながら、後年の太平洋戦争時の空襲により、外交調査会資料や翠雨荘日記などの殆どが焼失してしまった事は誠に残念である。
 資料は、1:大日本帝国憲法関係資料、2:内閣官制並枢密院官制関係資料、3:議会関係資料、4:選挙法関係資料、5:司法関係資料、6:書簡 に大別される。
 なお、北泉社が発行した『伊東巳代治関係文書』とは内容は殆ど同じであるが、総リール数のみ異なっている。
検  索『早大社研所蔵 伊東巳代治文書目録』による。
関連文献晨亭会『伯爵伊東巳代治』上/下 1938


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First drafted Oct. 3, 1997
Last revised May. 11, 1998