資料形態 | マイクロフィッシュ 14,411枚(継続中) |
請求記号 | S 2 |
原本所蔵 | Bildarchiv Foto Marburg / Rheinische Bilderachiv |
編 集 | Bildarchiv Foto Marburg 他 |
内 容 | 近代になり絵画や造形美術などの図版複製が技術的に可能になって以降、あらゆる芸術作品を図版として収集し、研究する事が研究者の永年の夢であった。それは今世紀の写真技術やマイクログラフィックスの進歩により写真目録集成という形で実現するに至った。 ドイツでは1850年より撮影を開始し、すでに50万点以上の造形美術作品が網羅され、Bildarchiv Foto Marburg と Rheinische Bilderachiv に収録されていた。1976年にアートドキュメンテーション事業として Volkswagen Foundation の協力のもとに、これら芸術品写真のマイクロ化作業がスタートし、現在は旧東ドイツの美術館所蔵資料のマイクロ目録化作業が進行中で、最終的に収録点数は130万点を越えると見られる。 その構成の詳細をみてみると、それぞれのコマ写真には短文のキャプションや日付が付与されており、それぞれの写真が全体のどこに位置しているかも容易に見分けられるようになっている。また索引は「図解」「画題」「作者」「モデル」といった30種類の事項から検索が出来るように工夫されている。これは、Iconclass分類体系による初めての試みの成果である。 歴史の中で幾度となく周辺諸国の文化的影響を受け、変遷してきたドイツの芸術作品を集大成した本資料は、ドイツ芸術研究にとって最大最良のリファレンスとなるだろう。 なお当マイクロ資料室では、写真部分「Foto-Inventar der Kunst in Deutschland」をマイクロフィッシュで、索引部分「Text-Inventar der...」をCD-ROMで購入している。 (情報提供:丸善) |
検 索 | 索引部分のCD-ROM『Marburger Index Datebank』によって各種キーワードからの検索が可能。但しフィシュとCD-ROMの収録範囲は完全に一致しているわけでなく、現在では未完成のためフィッシュ全範囲を収録するには至っていない。なお問合せの結果、徐々にではあるがフィッシュの収録範囲をCD-ROMでカバーしていくとの事であった。当室が所蔵する4th edition(98年作成)では、かなりの部分で改善されている。 他に冊子体のハンドブック(検索手引書)もあり。 |