The Lutheran Reformation

ルターの宗教改革資料集:ドイツ編 1500-1650


資料形態マイクロフィッシュ 1,400枚
請求記号S240
原本所蔵Herzog August Bibliothek in Wolfenbuttel
編  集Wililam S. Maltby, Scott Hendrix et al.
出  版IDC
内  容  中世から近世にかけてのヨーロッパ封建制度の弱体化に伴い、絶対的な封建制度を基盤としていたローマ教皇権も必然的に動揺を余儀なくされた。教皇のアヴィニョン補囚、教会大分裂(いわゆるシスマ)などがその顕著な現れである。そしてこのようなローマ教皇権の動揺とルネッサンスの人文主義を背景にして、ウィクリフやフスなどによる宗教改革の先駆的運動が発生した。
 ドイツ・ザクセン選挙侯国の首都、ヴィッテンベルク大学の神学教授であったマルティン・ルター(Martin Luther; 1483-1546)は、1517年に教皇の免罪符の不当性を主張した「95ヶ条」を公表して福音主義に基づいた宗教改革運動を開始した。これに対して時の教皇レオ10世や神聖ローマ皇帝カール5世は、ルターに対し破門や帝国公民権剥奪等の弾圧を加えたが、ザクセン選挙候フリードリヒ3世はルターの保護者として彼を守り、ルターはその保護のもと聖書のドイツ語訳を完成させる等して改革活動を推進した。彼の改革思想はドイツ北部・中部からネーデルランド、バルト海沿岸地方、さらにはスカンジナビア半島にまで拡大した。ルターに代表される宗教改革はルネッサンスと共に、欧州に近代をもたらしたという歴史的意義を持つものである。
 この資料はルターが改革運動を開始する前の1500年よりルター派がドイツ北欧に拡大・定着した150年後迄の、ルター及びその宗教改革に関連する資料を網羅したものである。このマイクロ化プロジェクトは、ドイツ以外にスカンジナビア、オランダ等の5つの地域別に逐次マイクロ化するものであるが、当図書館ではドイツ編のみを購入した。
検  索添付されている著者名順のリストによる。
関連文献『D.Martin Luthers Werke 1-38』Boehlau, 1883-1967
日本ルーテル神学大学 編『ルターと宗教改革事典』教文館 1995 他


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First drafted July 22, 1997
Last revised Jun. 4, 2004