日本近世歌謡資料集

藤田・小林文庫


資料形態35mmマイクロフィルム 44リール
請求記号M1118
原本所蔵國學院高等学校所蔵
編  集国学院高等学校
製  作雄松堂フィルム出版
内  容  本資料は、日本の歌謡研究で著名な藤田徳太郎氏(1901-1945)と閑吟集の研究者小林武治氏(1905-1987)が収集した歌謡関係書、全1,098点をマイクロ化したものである。
 藤田氏は歌謡研究の大先達で『歌謡文学大系』等の著者として知られているが、氏はこれらの研究の基礎資料として歌謡書の写本・版本等の関係資料の収集を行なった。藤田氏収集の資料は終戦直後に神田の島崎書店の手に渡ったが、散逸を防ぎ学術研究に役立てるという条件で、短歌誌『こもり沼』の主宰として高名な國學院大学の小林氏が譲り受け、戦後の混乱期を小林氏自身が保管した。その後1964年10月に小林氏が自身の資料を加え、國學院高等学校に寄贈している。
 昭和52年(1977)に国文学研究資料館により一部分のみ(280点)がマイクロ化されているが、この資料集は「藤田・小林文庫」全てをマイクロ化した一大コレクションである。当文庫は巷歌俗謡の類を中心とした収集で歌謡史上個性ある群れを成しており、その中に稀觀本が多数含まれていることから研究機関の注目を集めている。なお『古典籍総合目録』(1990年 岩波書店)に全書目が掲載されている。
 収録概要は以下の通りである。

    1:宗教歌謡・・・・66点     2:琴 曲・・・・・54点

    3:尺 八・・・・・・2点     4:舟 歌・・・・・12点

    5:長唄・浄瑠璃・・93点     6:小 歌・・・・・20点

    7:端 歌 ・・・・・78点     8:地方唱・・・・547点

    9:稽古本・・・・・78点     10:雑・・・・・・142点

    11:補 遺・・・・・・6点

                                            (情報提供:雄松堂書店)
検  索冊子体目録『日本近世歌謡資料集 収録書目録』による。


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First drafted Nov. 7, 1997
Last revised May. 11, 1998