資料形態 | 35mmマイクロフィルム 28リール(全120リール中) |
請求記号 | M1212 |
編 集 | Kasaris, Paul |
製 作 | Uiversity Publications of America |
内 容 | 米国政府内において、統合参謀本部(Joint Chiefs of Staff;以下J.C.S.と略す)は軍事上最高の意志決定機関である。最高指導系統を一本化し、機能的合理的な国防政策体系の確立を狙いとした1947年制定の国家安全保障法によって陸海空の三軍が統合され国防省が創設されたのに伴いJ.C.S.も設立された。これによって、それまで別々に立案されていた外交と軍事が安全保障政策として統合的に検討されるようになり、軍部は外交政策に対しても強い発言力を与えられた。 J.C.S.の文書や報告書は最高機密として厳重に保管され公表される事がなかったが、この度第二次世界大戦期から冷戦に至る期間の数百万ページ分のドキュメントが研究者に開放された。公表された文書は軍事外交政策として実際に実行されたプランや、大統領の承認が得られなかった為に実行に移されなかったプラン等を多数収録しており、米国政府内の軍事・外交に関する政策決定の過程を研究する上で欠かせない資料である。 本資料は1942-45年までの太平洋地域関係と1946-53年の極東関係の二部から構成されている。第一部は第二次世界大戦期をカバーしており、J.C.S.が軍事のみならず戦後の国際秩序の構築にまで携わった様子を明らかにしている。第二部は冷戦と朝鮮戦争の時期に相当し、中国の国共内戦、中東紛争、核兵器による軍拡の様子を中心に米国の外交政策を明らかにしている。 ただし、当室で所蔵しているものは全資料の内の太平洋・極東関係のみ(全120リール中28リール)であり、このうち日本関係資料が12リールを占めている。(情報提供:丸善) |
検 索 | 書冊の内容目録『Records of the Joint Chiefs of Staff』あり。 |
参考文献 | M.Glazier『The history of the Joint Chiefs of Staff:the Joint Chiefs of Staff and national policy.』(研 UA 00740) 他 |