Human relations area files (HRAF)

世界の民族研究資料集成



資料形態 マイクロフィッシュ 23,089枚、CD-ROM7枚(on-line「eHRAF」で継続中)
請求記号 S1(フィッシュ)/ C1(CD-ROM)
編  集 Human Realtions Area Files, Inc.
製  作 Human Realtions Area Files, Inc.
内  容  19世紀より文化人類学の研究が進展し、アメリカを中心に個々の文化研究のため民族誌資料の収集が盛んになったが、その量は膨大なものとなり、組織的体系的に整備することが必要になった。このためエール大学にInstitute of Human Relationsが設立され、収集された資料を整備するシステム作りが始まった。ここではサンプルから個々の民族社会の情報をシステム化したファイルに作り上げることから開始した。この成果は『Outline of world culture』として1954年に初めて出版されている。
 また、ファイルの実用化に伴う研究協力の組織造りも米国国内の各大学に呼び掛けられ、1949年にエール大学内に非営利法人としてHuman Relations Area Files, Inc.(略称 HRAF)が設立された。現在までにHRAFのプログラムに参加している研究機関は、24ケ国250機関以上にも及んでいる。

 HRAFの目的は、諸民族の文化、生活様式などをシステム化して編集し、それぞれの文化要素を比較対照して研究することである。このため、『Outline of world culture』以来の分類基準により膨大な資料が整備された。このファイルと資料をマイクロ化したのが本資料『HRAF:世界の民族資料集成』である。
 Unit43から49は媒体をマイクロフィッシュからCD-ROMへと移し、毎年1回約10万ページ分の資料をファイルとしてCD-ROMに収録し、会員及び準会員の機関に供給した。

検  索 『HRAF sources bibliography;cumulative』、『Outline of world culture』による。
 なおCD-ROM版はソフト自体に検索機能あり。
参考文献 解説書『Nature and use of the HRAF files』(1974)
 『Outline of world culture』(1954-)
 『HRAF source bibliography ; cumulative』(1976)
 『World theory testing』(1976) 以上全てHRAF Inc.による


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First drafted 1997
Last revised Sep. 22, 2008