The Diary of Joseph Holloway, 1895-1944

ジョセフ・ハロウェイの日記(アイルランド文芸復興期写本コレクション)


資料形態35mm マイクロフィルム 105 リール
請求記号M1259
原本所蔵National Library of Ireland, Dublin
出  版Harvester Microform
内  容  独立前アイルランドの社会的経済的文化的停滞は、長らく英国に統治されて貧困、退廃、恐怖政治が支配した事による結果と言えるだろう。しかし19世紀後半になりアイルランドにも国民文学と国民演劇運動の萌芽が出始め、政治的党派性を排除して民族的な文芸復興の自覚を高めた。1899年にイェーツやグレゴリー夫人によってアイルランド文芸座が設立され、1902年にはアイルランド国民演劇協会(会長はイェーツ)へと発展した。さらに1904年にはアイルランド演劇の拠点ともいえるアベー座が開設されたのもこの運動を象徴するものである。
 この時代の流れを内側から眺め、詳細に記録していたのが熱心な芝居愛好家のジョセフ・ハロウェイである。彼はダブリンで公演された演劇の初日を欠かさず観劇し続け、イェーツ、カサック、ムーアなどを通して独立前後のアイルランド演劇の展開を洞察し、イースター蜂起(1916年)や政治的なできごとまでも克明に記録しており、この日記はイェーツも評価している。
 この資料はアイルランド演劇研究者のみならず、アイルランド文学史、アイルランド史、さらには英国文学史などの研究領域でも活用が期待される。なおこの資料は「Manuscripts of Irish litarary renaissance (アイルランド文芸復興期写本コレクション)」のシリーズ1に位置付けられており、他に 『J.M.Synge Manuscripts (J.M.シングの原稿集)』などがあり、当室でもマイクロフィルムで所蔵している。
検  索詳細な内容目録は未だ見つからないが、現在は備え付けのアナンスメントで代用している。
関連文献『The J.M.Synge manuscripts from Library of Trinity College, Dublin』(請求記号:MF53)
 山本修二『アイルランド演劇研究』(あぽろん社 1968)
 Malone,A.E.『アイルランドの演劇』(冨岡書房 1989) ほか


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