近世郷帳集

内閣文庫所蔵


資料形態35mm マイクロフィルム 26リール
請求記号MF23(文学部より預り)
原本所蔵内閣文庫
製  作雄松堂フィルム出版
内  容  江戸幕府は豊臣秀吉の検地帳にならい、正保4年(1648年)農村支配の基礎資料として一国単位として村名とその産物石高を記した郷帳(郷村高帳の略)を初めて諸国の大名、代官より提出させた。その後幕府は元禄14年(1701年)、天保5年(1834年)と3回諸国から郷帳を上提させており、正保元年と元禄元年には併せて国絵図も調製、提出させている。(天保分の国絵図は後年調進させている。)これは正保以後の諸国における新田開発・生産技術の進歩による生産力の増加、逆に災害時による減少を把握するための再調査と言えよう。
 これらの卿帳資料は二部(原本・写本)づつ上提され、一部は幕府勘定所にもう一部は幕末まで紅葉山文庫に所蔵されていた。正保・元禄時代の卿帳のほとんどが明治維新後散逸し、正保分はほとんどが失われ、元禄分は内閣文庫に写本17冊が残るのみである。但し天保時代分全85冊は内閣文庫に引き継がれ所蔵されている。郷帳は一国が一帳に編集されており、郡別の各村の産物石高が石・斗・舛から合・勺までの、わずかな単位まで記されている。また天保分の国絵図を見ると、国別に山川湖沼などの自然地形に加えて、各村別に村名とそこでの産物石高を円内に記入し、図端にその合計を示している。年々の実収高が、郷帳・絵図に記入されている石高とどの程度の差があるか疑問に残るが、近世以降の諸国の郡・村の姿や変遷を知ることができる資料である。
 尚、ここでは慶安時代(1648-1652)に作成された、いわゆる「成箇卿帳」は対象外とする。

検  索『マイクロフィルム版 近世卿帳集 収録細目』(雄松堂書店刊)による。
関連文献『明治大学刑事博物館資料』に卿帳資料あり。
『内閣文庫所蔵史籍叢刊 天保卿帳』(汲古書院刊)
『関東伊豆卿帳(日本史料叢書)』(近藤出帆社刊) 他


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