井上 毅文庫

梧陰文庫


資料形態35mmマイクロフィルム 94リール
請求記号MF10(大学院文学研究科より預かり)
原本所蔵国学院大学図書館
製  作雄松堂出版
内  容  井上毅(1844-95)は肥後熊本の出身で、幼少の頃に井上家の養子となり、官軍兵士として戊辰戦争に参加、明治3年に上京して大学南校舎長となり、翌年司法省に入省した。明治5年にフランス・ドイツに留学して法学を修め、帰国後は大久保利通に認められて日清外交談判の随員をつとめ、その後内閣大書記官(明治12年)、枢密院書記官長等を歴任した。
 このころより憲法起草作業に参加し、その綱領・皇室典範などの草案作成に参加、また伊藤博文等による国会開設の詔勅策定作業をも助けた。憲法制定後は第二次伊藤内閣の文部大臣(明治26年)なども務め、明治憲法の制定と教育制度の確立に尽力した。
 原本資料(梧陰文庫)は、官僚としての草稿類、外人顧問との問答資料、旧蔵書770部等を含み、昭和32年に井上家継嗣より国学院大学図書館に寄託されたものである。
 なおマイクロフィルム版の概要は、秘庫の部(皇室典範、憲法等)が17リール、袋入の部(位勲、命令等)が56リール、冊子の部(外国人答議資料等)が18リール、自筆原稿類が3リールとなっており、ここに旧蔵書は含まれない。
検  索『マイクロフィルム版 梧陰文庫井上毅文庫』(雄松堂書店)
『梧陰文庫目録』(国学院大学図書館 昭38) 等による。
関連文献国学院大学日本文化研究所『井上毅伝 史料編』 2冊 1966,1994 他


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First drafted Sept. 11, 1997
Last revised May. 11, 1998