帝国議会議事録

第1回 〜 第92回


資料形態35mmマイクロフィルム 87リール
請求記号M285
製  作雄松堂出版
内  容  帝国議会は貴族・華族・勅任議員よりなる貴族院と、公選議員からなる衆議院の二院で構成され、明治23年11月25日に我が国最初の議会として招集され、同25日に開院式が行われた。以後昭和22年3月31日に第92回をもって閉会になるまで天皇主権下での立法機関として機能した。
 両院の権能はほぼ同等であるが、内閣倒閣や組閣では貴族院が強い勢力を示しており、その議席は特権階級で占められていた為、国民世論が議会に反映されづらく、よって世論により政策が修正されるといった機能は殆ど果されていなかった。さらに議会の開会・閉会などの大権は天皇に属し、また議会本来の立法権・予算審議権も大きく制限されるなど、軍部や内閣の決定を覆す力は与えられていなかった。
 本資料は会期順に配列してあり、リール番号1,2の第1回貴族院(会期1890-91)から始まり、リール番号85が最終の第92回貴族院・衆議院議会となっている。なお、リール番号86は貴族院の会期ごとの議事録総索引、リール番号87は衆議院の会期ごとの議事録総索引となっている。
 帝国議会議事録は官報の号外として流布されたが、関東大震災や第二次世界大戦などの相次ぐ災禍でその多くが紛失されてしまった。オリジナルがもはや入手不可能となった現在、貴・衆両院の議事録を完全に収録した本資料は大変貴重な資料であると言えよう。
検  索冊子体目録による。詳細についてはリール内の会期別索引を参照。
関連文献『帝国議会衆議院委員会議録 自第52回議会至第64回議会』(請求記号:M857)
『帝国議会貴族院委員会議事速記録 自第52回議会至第70回議会』(請求記号:M859)
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First drafted Sept. 25, 1997
Last revised May. 11, 1998