福澤関係文書 マイクロフィルム版


請求記号M818
資料形態マイクロフィルム 240リール
原本所蔵慶應義塾大学福澤研究センター、同三田メディアセンター、同幼稚舎他
編  集慶應義塾大学福澤研究センター
製  作雄松堂出版
内  容 福澤諭吉翁と慶應義塾については万人の知るところであり、明治以降の日本近現代史においては不可欠のキーワードでもある。福澤翁は豊前中津藩の人、天保5年(1835年)に生まれ、若くしてその才能を認められて長崎、大坂、江戸で学ぶ。万延元年(1860年)より幕府に出仕して派遣使節団員として欧米を見聞、その近代文明を吸収する。慶應4年に藩邸にあった蘭学塾を芝新銭座に移し、「慶應義塾」と命名し近代的な教育を開始した。福澤翁は明治以降官界に入らず、義塾の発展を図りつつ言論、出版活動に力を注いだ。その後の慶應義塾の発展と各界に果たした役割・意義については今更述べるまでもない。
 ここに収められる資料は、『福澤諭吉関係資料』と『慶應義塾関係資料』に分けられるが、『福澤諭吉関係資料』は1860年以降約40年間のものが主となっており、その著作、書翰、草稿、蔵書、遺品、評伝などに分けてある。また『慶應義塾関係資料』はおおよそ1907年ごろまでを目処とし、学校設立申請・増設申請などの基礎資料を始めとして入社帳、社中の約束、学業勤惰帳、名簿類、評議員会記録、学事及会計報告・慶應義塾学報、学則・規則等、幼稚舎資料、学校行事、募金関係、三田演説会、学生生活、出版活動、その他に分けて収められている。
 これらの資料は単に福澤翁と慶應義塾を研究するだけのものではなく、日本近代史、日本近代教育史、日本近代思想史その他さまざまな方面に活用できよう。
検  索『マイクロフィルム版福澤関係文書 収録文書目録』による。
関連文献福澤諭吉『福翁自伝』(岩波文庫)1958
福澤諭吉協会『福澤諭吉年鑑』 1974-
『福澤諭吉全集』全21冊 岩波書店 1958-1964 ほか


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First drafted 1997
Last revised May. 11, 1998